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葉酸は1日どれくらい必要?健康な赤ちゃんを産むための栄養素

      2016/11/03

妊婦さんは葉酸を摂るべきという話はよく耳にすると思います。
妊娠してから受け取る母子手帳にも葉酸を摂取することの重要性が記載されています。

葉酸は細胞の分裂や増殖を促す作用があります。
妊娠した直後は細胞分裂が活発に行われている時期です。
妊娠4~7週目ぐらいには赤ちゃんの脳や脊髄などの神経細胞のおよそ8割が作られると言われています。
健康な赤ちゃんを産むためには葉酸は欠かせない栄養素なのです。

妊娠を希望している方や妊娠の可能性のある方は、普段から葉酸の積極的な摂取を心がけておきましょう。
ではどの程度葉酸を摂れば良いのでしょうか。

成人女性の1日の摂取量

まず妊娠や出産に関係ない一般の成人女子の場合は、240μgが1日の摂取推奨量となっています。
1日の食事から摂れる平均摂取量も大体このぐらいだと言われています。
ただ、貧血を繰り返し起こしていたり、頻繁に起こる場合は葉酸が不足することによる悪性の貧血かもしれません。
そのような人は、食事から十分な葉酸が摂れていないと考えられます。

妊活中の女性の1日の摂取量

葉酸は妊娠中に必要とよく聞かれますが、妊活中にも必要なケースもあります。
日頃から生理不順になっている人や、黄体機能が弱くなっている人には有効です。
生理不順や黄体機能の低下は、子宮や卵巣の機能の低下の表れです。
卵巣や子宮だけでなく身体のすべての臓器は、血液によって栄養を受け取っています。
葉酸不足は血液量が減ってしまい、体調を崩す原因にもなってしまいます。
貧血のように自覚症状が出ていれば注意もしやすいですが、卵巣や子宮は自覚症状がわかりにくい臓器です。
生理不順などは、それを知らせるための症状でもありますがあまり気に留める人も少ないでしょう。
そして、子宮や卵巣は他の部分よりも真っ先に機能が低下する臓器です。
日常生活を送る上ではそれほど重要な臓器ではないので、真っ先に機能を落として他の臓器を守るのです。

以上のことから、妊活中の女性は、成人女性よりも葉酸の必要量は多い400μgが推奨摂取量になります。
葉酸は妊活中、そして妊娠初期に特に必要な事から早い段階から継続して摂取することが望ましいです。

妊娠中の女性の1日の摂取量

妊娠中の女性は、妊活中と同様、あるいはもうすこし多めに摂取することが推奨されています。
1日に400μg~480μgの摂取量が推奨されています。
これは一般の成人女性の2倍の量で、1日の食事から摂取できる平均量を大きく超えています。
食事から摂取することも大事ですが、足りない量はサプリメントで補うと良いでしょう。

授乳中の女性の1日の摂取量

産後の授乳中にも葉酸は必要です。
母乳育児をする際には特に重要な栄養素です。
母乳はおっぱいに巡る血液に赤ちゃんの発育に必要な成分が合成されて作られます。
つまり、授乳中は普段以上に血液量が必要になるのです。
葉酸は造血作用があり、血液を身体の中で生成される際に使われる栄養素です。
母乳不足で困らないためにも継続して摂取しましょう。
授乳中は、1日に340μgの摂取量が推奨されています。

葉酸はどのくらいまで摂取して良いの?

葉酸が不足することは、妊婦中でなくても好ましいことではないので、積極的に摂取することが大事ですが、だからといって摂り過ぎもよくありません。
身体には水が必要だからといって、水を大量の飲んだら水中毒になってしまうように、摂り過ぎには注意しなければいけません。

葉酸がどのくらいまでなら摂取しても良いのかというと、1日の摂取量が1000μgが限界と言われています。
これを超える量は過剰摂取になってしまうのでサプリメントで補給する際には飲み過ぎに注意しましょう。

ただ、葉酸に関してはそれほど神経質に考える必要はありません。
葉酸は水溶性のビタミンなので、1000μgを超える量を摂取したとしても、余分な量は尿として体外に排出されます。
葉酸自体も食事からは大量に摂取できるような栄養素でも無いので、サプリメントの用量をしっかりと守っていれば過剰摂取で問題になることはないでしょう。

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