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つわり中でも安全な漢方薬

      2017/07/21

漢方薬3
妊娠中は何かと体調不良になりやすいものです。
つわりがひどく飲めない、食べられない状態が続けば日常生活が普通に過ごせるわけがありません。
一般的な西洋薬は症状をピンポイントに抑えるため、速く強い効果が現れます。
しかし、薬の作用が強すぎるため妊娠中の女性が服用するのは避けたほうが良いケースが多いです。
対して、漢方薬は抵抗力を高め、体全体を整えるという働きをします。
効き目はゆっくりで効果も西洋薬に比べたら弱いものが多くなっています。
漢方薬には妊娠中に服用しても大丈夫な薬もあります。
実際に産婦人科から処方されることもあり安心して飲むことが出来ます。

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当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

漢方薬
当帰芍薬散は、女性の聖薬とも言われるほど、月経トラブルをはじめとした女性特有のさまざまな症状に広く用いられています。
色白で冷え性、痩せ型で体力のあまりない人にあった漢方です。
体の疲れ、冷え性、貧血症状、生理不順、生理痛、生理前後の不快症状、不妊症、むくみ、頭痛、めまい、肩こり、更年期障害などに広く適応します。

    以下の6種類の生薬が配合された薬です。

  • 当帰(とうき)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 蒼朮(そうじゅつ)
  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 茯苓(ぶくりょう)

これらの生薬のうち、当帰と芍薬が主な成分なために当帰芍薬散と呼ばれています。
当帰には血行を良くして、貧血を改善する作用があります。
芍薬には生理痛などの痛みを和らげる効能があります。

妊娠中は冷えやむくみになりやすく、特に冷えは子宮の機能低下をまねくなど妊娠に必要な体の働きを著しく下げてしまいます。
またホルモンバランスの乱れからつわりがひどい人に多い東洋医学における「水毒」や「虚血」などの症状を改善し、ホルモンバランスを整える効用があるのが当帰芍薬散です。

五苓散(ごれいさん)

妊娠中、特につわりの時期は水分が関わる疾患を経験します。
水分代謝の乱れによって体調不良になる「水毒」の症状です。
吐き気や嘔吐、下痢、むくみなどに効用がある漢方薬です。

    以下の5種類の生薬が配合された薬です。

  • 猪苓(ちょれい)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 蒼朮(そうじゅつ)
  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 桂皮(けいひ)

5つの生薬から構成されており、猪苓の字を取って五苓散と呼ばれています。

つわりの時期や、妊娠中期~後期にはホルモンのバランスなどが影響してむくみやすくなってきます。
検診でも足のむくみのチェックはあると思います。
これは妊娠中毒症の初期症状と考えられているためです。
むくみは注意しておかなければならないため、五苓散を処方する産婦人科もあります。

漢方を飲む時は

漢方薬を飲むタイミングは、食前か食間がほとんどです。
食前の場合は、だいたい食事をとる30分ほど前の事を言います。
食間は、食後の2時間以内までに飲むことを言います。

飲むタイミングは、しっかりと守らないと薬の吸収が十分に行われず、薬効が現れないことになってしまいます。

また、漢方は白湯で飲むのが望ましいとされています。
水を沸騰させて少し冷ました飲みやすくした状態が白湯です。
沸騰させることでカルキなどの不純物が飛び、吸収を助ける意味があります。
当帰芍薬散や五苓散などは、大体は顆粒タイプの薬を処方されることが多いでしょう。
薬をお湯で溶かしてから飲むと良いでしょう。

ただ、必ず白湯で飲まなければいけないと言うほどではないので、こういった飲み方が苦手な場合は水で飲んでも大丈夫です。

自分の症状に合う漢方薬を

漢方医
つわり中に効果のある漢方薬はさまざまあります。
つわりがひどい人は脾虚か水毒が原因とされています。
この症状に対応した漢方薬が効果的ですが、中には妊娠中には使用してはいけない生薬が使われている漢方薬もあります。
漢方薬は様々な生薬をいろいろな組み合わせで作られています。

漢方薬を使用するうえで難しいことは、総合風邪薬のように、この漢方薬ならば必ずつわりに効果的だとは限らないということです。
その時の状態によっても違いますし、症状にぴったり合う薬でないと症状はあまり改善されないのです。
漢方薬は西洋薬に比べて副作用の程度も軽く頻度も少ないですが、全く無いわけではありません。
症状に合わない薬を飲めば、漢方薬といえども胃腸障害やむくみ、血圧が上がるなどの副作用が起きたり、体質によっては服用中に身体の不調が起こることもあります。
漢方薬と言うのはその人の症状に合わせて効果のある薬草を組み合わせたものですので、医師による診断を受け、処方された漢方薬が一番です。

漢方医
つわりになる妊娠初期は一番敏感な時期でもあります。 この時期は、赤ちゃんが作られ始める大事な時期でもあります。 薬が服用しにくい時期を重なってしまうのです。 それでも症状

 - 東洋医学でつわりを軽減