妊婦さんと赤ちゃんとつわり

妊婦さんのつわり対策

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つわりが酷いのとケトン体は関係がある

      2016/12/13

妊娠中はつわりでつらいのは誰しもが経験することです。
多くの先輩お母さんたちも、しんどいつわりを乗り切っているので、今つわりで苦しくても我慢しているお母さん達は多いでしょう。
多くの場合は、落ち着く頃まで気合と根性で乗り切っても大丈夫ですが、中には、それだけではどうしようもない時もあります。

つわりの症状が酷いと

つわりは悪化すると入院しなければならないほど危険な状態になることもあります。
例えば、固形物が食べられない、水分が摂れない状況は我慢していると、そのうち脱水症状に陥ってしまって大変なことになりかねません。
水分が摂れない時は、すぐに産婦人科での検査をした方が良いでしょう。

つわりの悪化とケトン体

水分が摂れない事以外でも、つわりの症状が悪化していないかを判断する目安としてケトン体の量を調べます。
妊婦健診の時に、医師との会話でケトン体が出た、出てないという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

妊娠健診時の検査でケトン体が多いと判断された場合は入院しなければならない状態になっているかもしれません。

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ケトン体って何

ケトン体とは、「脂肪の代謝産物」です。
健全な状態であれば、食べ物を食べた時に吸収された栄養分からブドウ糖が作られ、体のエネルギーとして使用されます。
食事が全く摂れなくなってしまったり、インスリンの量が減った時などで栄養分からブドウ糖が作られなくなると、代わりに蓄積された脂肪などが分解されてエネルギーを作ります。
この時にケトン体が作られ、血液や尿などに出てきます。

ケトン体が多すぎると重症妊娠悪阻

通常妊娠すると、ほとんどの妊婦さんが妊娠初期に吐き気や嘔吐、頭痛、食欲不振、嗜好の変化などのつわりの症状を経験することになります。
重症妊娠悪阻とはその症状が大変重いことを言い、ほとんど食べ物を口にすることが出来ず、体重の減少が激しく、水分すら吐いてしまうような状態です。
体が脱水症状を起こすため、尿の量が減少し、入院による点滴治療が必要になります。
その症状は第一期から第三期に分けられ、第三期になると脳神経症状にも以上が現れてくるため、大変危険です。
一般的に、重症妊娠悪阻の診断基準としては、
1) 体重が、妊娠前より3キロ以上減った
2) 何も食べられない、水分もとれない
3) 尿検査でケトン体が陽性
とされています。
妊婦健診の尿検査ではこういったこともチェックしています。
つわりの症状で気になる点があれば、検査結果を聞く時に医師に質問してみると良いかもしれません。

重症妊娠悪阻になると赤ちゃんはどうなるの

お母さんが重症妊娠悪阻と診断された場合、赤ちゃんにはどんな影響がでるのでしょうか。
お母さんの体重が減ってしまうくらいなので、当然赤ちゃんも栄養不足になるのではないかと心配になってしまいますね。
重症妊娠悪阻を含め、つわりが重くて食事が摂れなくても赤ちゃんへの影響は一切ありません。
妊娠初期の段階では、胎児はまだまだ小さいため、もともとのお母さんの体に蓄積されていた栄養だけで十分に育つようになっています。
安定期(大体16週ぐらい)に入るまでは、赤ちゃんの栄養を気にしなくても良いようです。
つわりの時期は栄養や体重を気にせず、食べられるものを食べると言われているのはこういう理由からです。
重症妊娠悪阻で入院していてお母さんがぐったりしていても、エコー画面の赤ちゃんはぐんぐん成長している様子が見れるそうです。
子供の生命力はお母さんが考えているよりもすごいものですね。

入院して点滴を

重症妊娠悪阻を診断されると即日入院になります。
おそらく重症妊娠悪阻の一番の治療法は、そもそも原因となっているつわりを治すことだと思いますが、残念ながら現時点でつわりの治療法はありません。
重症妊娠悪阻の治療は基本的に、「脱水症状と飢餓状態の改善」が目的とされているようです。

つわりの重症化には早めの対応を

何も食べられない日が続いたり、水も飲めなくなると命に関わります。
つわりだから仕方ない。
妊娠したら食べられない、水が飲めないのは仕方がない。
と思わずに早めに健診を受けたほうが良いでしょう。
もしかしたらつわりが重症化しているかもしれません。

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