妊婦さんと赤ちゃんとつわり

妊婦さんのつわり対策

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つらいつわりの症状を軽くするには、みんなはどうやって乗り切っている?

      2017/07/16

妊娠週5週ぐらいからつわりで気分が悪くなったり、体調が急に悪くなる時が増えます。
つわりの中でも特につらい症状の「吐きつわり」。
妊娠前までは普通に食べられたり、飲めたものでも、それらを口にした途端に吐き気に襲われて毎日がつらいという人も多いのではないでしょうか。

つわりがひどいと、どうにかしてこのつわりのつらさを軽くする方法はないかと考えてしまいますよね。
つわりの負担を減らすにはどうすれば良いでしょうか?

つわりに特効薬はないの?

薬 錠剤
つわりの症状を軽くするのに、真っ先に頭に浮かぶのは薬ではないでしょうか。

つわりも不快な症状に悩まされることには変わりなく、ほとんど病気のようなものです。
けれでも、残念なことにつわりは病気として考えられていません。
それどころか、なぜ起こるのかすらもはっきりとわかっていないのです。

わかっているのは、突然襲ってくる吐き気。
そして、なぜか匂いや味に敏感になってしまい、飲み物や食べ物を受け付けなくなってしまうこと。

とはいえ、連続して吐き続けていて一向に回復の兆しが見えない時は、さすがに病院も薬を処方してくれる時があります。
この時に、処方される薬は主に「吐き気止め」の薬になります。
ただ、つわりのムカつきや吐き気は、胃の不調ではないケースも多いので、吐き気止めの薬を飲んでも効果が薄いことも少なくありません。

薬 錠剤
妊娠初期には薬の服用には神経質になってしまいます。 つわりの時期は、胎児の体が創られる最も過敏な時期だからです。 風邪薬すら我慢して飲まずに自然に回復するのを待つという

やっぱり薬では治らないの?

やはり薬でつわりを治すことは出来ないのでしょうか?
薬で症状を完全に回復させるということであれば、YESとなります。

ただ、つわりの症状を治すのではなく軽くするためなら、とある薬を使えばできます。
それは漢方薬です。
先程病院で処方される薬として吐き気止を挙げましたが、これらは西洋医学に基づいた治療です。
西洋医学のなかでは、つわりは病気という概念に入っていません。

けれども漢方薬を取り扱う東洋医学は、つわりを未病の一つとして考えられています。
養命酒のテレビCMなどでもながれてたことがあるので「未病」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

東洋医学の病理概念のなかに未病(みびょう)という言葉があります。
病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態のことです。

健康診断や、検査などで異常がなくても、自覚症状がある場合は、未病の状態である可能性があります。
私たちの体は、生理的活動のバランスを保ち、常に健康でいようとする働きがあります。
未病の改善には、血流を改善し、この体本来の力を高めることが大切なのです。

参照:https://www.yomeishu.co.jp/yomeishu/health/

一般的な病気のように、原因がはっきりとわかっている症状であれば、西洋薬をつかって原因となっている病状を取り除いてあげれば完全に回復することができます。

一方、つわりのような原因がはっきりとわかっていない症状は、私達の体に本来備わっている回復させる力を強めて、症状を和らげていくという方法をとるわけです。

最近では、産婦人科でも漢方薬を扱っていることもあるので、つわりの症状を訴えれば処方してくれる病院も増えてきました。
ただ、注意しなければならないのは、必ず専門医に相談した上で指示された用法・容量を守って服用しなければいけません。
漢方薬といえでも、中には妊婦にとって害がある薬もあるので注意しましょう。

漢方薬3
妊娠中は何かと体調不良になりやすいものです。 つわりがひどく飲めない、食べられない状態が続けば日常生活が普通に過ごせるわけがありません。 一般的な西洋薬は症状をピンポイント
漢方薬2
妊娠すると免疫力が低下すると言われています。 妊娠中は普段以上に風邪などのウィルス性の病気に注意しなければなりません。 もし風邪にかかってしまったら・・・。 普段であれば

押すだけで症状が軽くなるつわりの特効ツボ?

東洋医学には、漢方薬の他にツボに針やお灸をして治療する方法もあります。
ツボを手や道具などで刺激する方法もありますね。

目が疲れた時に、目頭の上をグッと押したことがある人も多いのではないでしょうか。
あれも一つのツボです。

私達の体には、360以上のツボが存在しています。
その1つ1つが、目の疲労回復のツボだったり、肩こりを治すツボだったり、頭痛を抑えるツボだったりするわけです。

360以上もあれば、どれか1つぐらいつわりの症状に効果があるツボがないかと思いませんか。
つわりの症状というと、やはり「吐き気」を何とかしたいですよね。

探してみると吐き気に効き目があるツボ、消化器系に効くツボがありました。
足や手首などにあるツボです。
手首にあるツボは、船乗り達が船酔いを防ぐためによく利用されていました。
吐き気を抑えるために突起のついた手に巻くバンドが作られ、シーバンドとして今でも販売されています。
詳しいツボの場所は以下の記事を参照してください。

足つぼ
妊娠した最初の時期は、大きな体の変化によって体調を崩しがちです。 妊娠初期の体調不良の原因にもなるつわりで苦しんでいる妊婦さんも多いです。 特につわりの時期は、嘔吐や下痢などの
シーバンド
妊娠初期にやってくる「つわり」。 出産よりもつわりの方がつらいと感じると言われることもあります。 つわりの最中は、気持ち悪くなり何もできなくなります。 改善するためにいろいろ

つわりで入院した時、必ず点滴で使われる栄養素

点滴
つわりは病気ではないと、病院で冷たく言い放たれてしまって、薬を全然処方してくれないという話はよく聞きます。
けれども、つわりといえども、症状が重症化して脱水症状を起こしたり、全く食べられなくなり吐き続けて衰弱してしまうことだってあります。
そうなれば、当然入院して治療を受けなければなりません。

つわりの症状が酷いかそうでないかの判断の基準はケトン体の検出量です。
毎日吐き続けて大変な思いをしているのに、ケトン体が規定値を超えていなければ、病院側からは「まだ大丈夫ですね」と言われてしまうのです。
いささか納得できない現実ですが、それだけケトン体が多く出ているということは危険な状態であるとも言えます。
ケトン体は、毎回の妊婦健診の尿検査の結果からわかります。
気になる場合は、医師に確認・相談してみると良いでしょう。

点滴
妊娠中はつわりでつらいのは誰しもが経験することです。 多くの先輩お母さんたちも、しんどいつわりを乗り切っているので、今つわりで苦しくても我慢しているお母さん達は多いでしょ

さて、そこでケトン体が異常値に達してしまうほどつわりが重症化した人は入院して療養することになります。
入院するとビタミンB6が含まれている点滴療法が行われます。
この点滴療法で症状が回復するまで入院するわけですね。

つわりが重症化した時にビタミンB6を点滴でうたれるということは、つわりの症状で苦しんでいる時にビタミンB6を摂ることが効果的だということになります。

実際に、産婦人科の医療知識を取りまとめている日本産科婦人科学会の妊娠悪阻の資料の中にも吐き気の軽減に効果があり、ビタミンB6の補給は有効だと書かれています。
参照:http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-663.pdf

それならば、入院できずともつわりの吐き気に悩まされているのであれば、ビタミンB6は積極的に摂りたい栄養素ということになりますね。

つわりが酷い時にオススメな食材

それでは、ビタミンB6を多く含む食材にはどんなものがあるでしょうか。
赤身の魚やゴマ、海藻類などには、ビタミンB6が多く含まれています。

  • まぐろ
  • かつお
  • さけ
  • さば
  • 鶏ささみ
  • 鶏むね肉
  • 牛赤身肉
  • レバー
  • ゴマ
  • 海藻類
  • バナナ

手軽に食べられてビタミンB6を豊富に含むバナナなどはオススメです。

ビタミンB6が含まれている食材はわかっても、つわりの症状が酷くてそもそも食べられない、食欲が全く沸かない。
あるいは、台所に立つことすら苦痛というときもあります。

つわりで食べられない時は

ただ、つわりのせいで食べられないものが増えているときや、調理する体力がないというときには、ビタミンB6だけでも多めに摂取できるものを見つける必要があります。

そんな時はサプリメントが便利です。
特に妊婦さん向けに作られている葉酸サプリメントにはビタミンB6を一緒に配合しているものが多いので、適切に摂取していれば、前述したつわりの吐き気を抑える効果が期待できます。
葉酸は、赤ちゃんの発育を促す影響を与えるとして、赤ちゃんの身体が作られる妊娠初期に摂取することが推奨されています。

つわりの吐き気で辛い今だからこそ、健康な赤ちゃんの発育のために葉酸サプリメントを始めてみませんか。

錠剤
葉酸は妊娠する際には必要な栄養素であり、つわりを軽減するために使われる栄養素を配合されているサプリも増えてきました。 多くの妊活中の女性や妊婦さんに愛飲されている葉酸サプリ。

体をアルカリ性にする。

つわりの原因の一つとして、妊婦の体が酸性状態だからであり、アルカリ性ならつわりは起こらないという説があります。

白米や肉をよく食べ、野菜や果物などをあまり食べていなかった妊婦さんは体が酸性状態になっています。

またアルカリ性の食品にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているものが多く、これらの栄養素を摂取することで体の調子を整える効果があります。

ではアルカリ性食品にはどんなものがあるでしょうか。

  • 海藻:昆布
  • 野菜:ほうれん草、人参、じゃがいも、キャベツ、里芋
  • 果物:りんご、みかん、いちご、バナナ
  • きのこ:干しいたけ、しめじ、松茸
  • 豆類:インゲン、大豆、小豆

りんご酢も体をアルカリ性にするには良い飲み物です。

酢は酸性食品と思われがちですが、実はアルカリ食品なのです。

お酢(天然醸造酢)は酢酸やクエン酸を含み、体内に入るまでは「酸性」を示すのですが、体内に入ると酢酸等の有機酸は分解されて酸度を失い、代わりにカルシウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ度が高いミネラルが残るので、ややこしい事に「お酢はアルカリ性食品」と分類されるんですね。

りんごは前述したとおりアルカリ性食品であり、さらにはりんごに含まれるペクチンは吐き気を抑える効果があります。妊娠中のつわりを抑える働きもあるのです。

他にもペクチンは便秘にも効果があります。

つわりのせいで食欲がわかない場合は気持ち悪くて食べられなくてものどごしが良いリンゴ酢などなら少しずつ飲めるかもしれません。

しかしリンゴ酢でも飲むのが辛い場合は、ミネラルを多く含むアルカリ性の水を少しずつ飲むことをオススメします。

つわりの時は脱水状態になりやすいため最低限の水は飲まなければなりません。

その飲み水をアルカリ性のものにして、つわりを軽減させようということです。

つわり
つわりがひどい人は、食べ物を食べるのがつらいどころではなく、水を飲むのもつらい。 つわり中は胃もたれのような状況になりやすく、どんなにたくさん水を飲んでもすっきりしない。

 - つわりを軽減する対処法