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タイミング療法 卵胞が育たずに中止になることも

      2016/11/24

タイミング療法と言えば、排卵日を予測してタイミングを計る自己タイミング法が主な手法として有名です。
ですが、タイミング療法はこのような方法だけではありません。
自己タイミングによる方法で数回試しても妊娠できなかったり、
年齢が高齢になってくるとさらに妊娠率を高めるために、卵胞計測を行ったり、排卵誘発剤を使用することがあります。

排卵周期によるタイミング療法

自分でできるので、気軽に多くの人がまず取り組むタイミング法が排卵周期を計算して行うタイミング法です。
基礎体温をつけながら生理周期や基礎体温を計算したり、市販の排卵日検査薬などを利用して、最適なタイミングを計る方法です。
基礎体温計は1500円くらいからあり、排卵日検査薬も3000円ぐらいから購入できるので、5000円程で始められます。

また病院で超音波検査や排卵計測、子宮内膜のチェックなどの専門的な検査を受けて排卵日のタイミングを計る方法もあります。
個人でやるよりも排卵日の予測が正確に行えるメリットがありますが、病院の検査を持ってしても排卵日を特定することは難しいのでハズレることもよくあります。
また、病院でタイミング法を行うことで、その他の治療が出来る事もメリットかもしれません。
必要な処置を安全・適切に行うことで安心して妊活をすることができるので精神的な負担が軽くなります。
病院で行う場合は、自分でやるよりも費用面で高くついてしまいます。
通院するケースがほとんどなので、1回毎に費用がかかってしまいます。大体1回に7000~8000円程かかるようです。

排卵誘発剤によるタイミング療法

排卵周期でタイミングを計っていてもなかなか妊娠しない時は、病院で排卵誘発剤を使ったタイミング療法になります。
排卵誘発剤とは、その名の通り排卵を促す薬のことで不妊治療で最もよく使われる薬です。
排卵誘発剤は卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)の分泌を正常に整える作用があるため、排卵しずらい、排卵しないといった排卵障害や黄体機能不全の治療で使われることが多いです。
排卵誘発剤には飲み薬と注射の2種類があり、注射の方が効果が強いのですが副作用も出やすくなるため、まずは飲み薬で様子をみて効果が感じられなければ注射に変えるというのが一般的です。

卵胞育たない

こうした排卵誘発剤を使ったタイミング療法でも、卵胞が育たなければ良い結果にならないこともあります。
不妊治療などで良く使われる排卵誘発剤には2種類あり、薬によって効果が違います。

広く使われているリコンビナントという薬は、卵胞刺激ホルモンが入っています。
これによって卵胞を刺激して発育を促して成熟するように作用させるホルモンです。
もう1つは、卵胞刺激ホルモンの他に黄体刺激ホルモンの2つのホルモンが含まれている薬です。
2つのホルモンが含まれている薬は強く排卵を起こしやすくするため効果が高いですが、それだけ卵胞にも負担を欠けすぎてしまいます。

最初は卵胞刺激ホルモンのみの薬で排卵の様子を見て行われますが、長い間生理不順だった場合など、卵胞ホルモンも黄体ホルモンの分泌が不十分である場合は、2つのホルモンが入った薬に切り替えて行わないと効果が出ないかもしれません。

子宮や卵巣は、生命活動に直接の影響を与えない臓器なので、血行が悪くなったり、体調が悪化した時に最初に機能が弱まる部位でもあります。
妊活中に冷えが大敵なのは、一番最初に影響を受けてしまうからです。
また、子宮や卵巣は身体の奥にあり、表面から温める事が難しいため普段から卵巣機能を弱らせないように気をつけないといけません。

卵巣機能をあげるために

またお腹や足が冷えると反射で子宮が収縮し、血流や新陳代謝が悪くなり機能が落ちてしまいます。
血流は全身のポンプ運動であり、運動不足などによる慢性的な循環不全は、細かく枝分かれした血管の先にある子宮内膜への血行も悪くします。
身体、そして心の冷えの改善にも、運動は欠かせないポイントです。
筋肉を動かして血流のポンプ運動を促す事は脳にも冷えにも効果的です。
もちろん身体を冷やさない服装や入浴なども冷え改善になりますが、運動は内臓の血流、延いては子宮や卵巣の血流へダイレクトに良い効果をもたらすことができます。
特に足を使った有酸素運動がお勧めです。
細かい毛細血管が集まる子宮と卵巣は、全身の血液循環が大きく影響します。
全身の血行改善が病気や機能不全を回避に繋がりやすい臓器です。
目安として少し汗ばむ位から息切れせずに話ができる程度の運動を、1日1時間できれば理想的です。
運動の種類は、ウォーキングなど足を使うものにすると、冷え性の方の足のむくみも改善するのでお勧めです。

カウフマン療法 休ませる

運動の他に卵巣の機能を改善させる方法としてカウフマン療法で卵巣を休ませる方法があります。

カウフマン療法は生理不順が長く続いている人や排卵がない人に対して自然の排卵周期と同じようなホルモン環境になるようにホルモンを補充する方法です。
前半には卵胞ホルモンを、後半には黄体ホルモンを補充してホルモンバランスが崩れている時に、自然の状態に近いホルモンバランスになるように人工的に与えて、正常の周期になるようにします。

普通は卵巣が大きくなると排卵して、また卵巣が大きく成熟するのを繰り返します。
カウフマン療法をした場合は、卵胞ホルモンの分泌を抑制する薬を最初に飲むので卵胞が大きくならずに排卵が起きません。
こうすることで卵巣を休ませて、卵巣がしっかりと働けるように整えるのです。
カウフマン療法は通常数ヶ月かかりますが、それが終わると卵巣の働きが改善されて、正しい排卵が行われたり、質の良い卵が育つようになるので妊娠しやすくなると言われています。

排卵誘発剤を使ってタイミングを取っても、充分に卵巣が育たない、育っていない場合はカウフマン療法でしばらく卵巣を回復させないといけないかもしれません。

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