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新生児黄疸ってなに?生まれた赤ちゃんが黄疸と診断されても心配しないために

      2017/07/21

赤ちゃん

出産も無事終わり、感動の我が子との対面を果たした時は、幸せがひときわ身にしみる瞬間だと思います。
ただ、出産してから退院するまでの間に、生まれた赤ちゃんが新生児健診で、突然に新生児黄疸と診断されると、不安になってしまうお母さんも多いかもしれません。

新生児黄疸ってなに?
怖い病気が隠れているの?

新生児黄疸って名前はよく聞くけどあまり知らない、初めての出産で黄疸と診断されてしまって不安という人に、黄疸はどんな病気なのか、どんな赤ちゃんがなりやすいのか、注意する点などを紹介していきます。

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新生児黄疸ってなに?

新生児黄疸は、言葉どおりに生まれたばかりの赤ちゃんの肌の色が黄色くなってしまう症状を言います。
皮膚だけだでなく、白目も黄色くなることがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、身体のさまざまな機能が未発達なので、黄疸という症状が出やすくなっていて、多くの新生児によく見られる症状です。

何が原因なの?

疑問 はてな
新生児黄疸で多いのは、生理的黄疸です。
生理的黄疸は、生まれたばかりの赤ちゃんの体の機能、とくに肝臓などの臓器が整っていないので、代謝がうまく出来ないことが原因です。

赤ちゃんと呼ばれるように、生後すぐの赤ちゃんは赤い色をしています。
これは、赤ちゃんの体には最初は赤血球が多い状態だからです。

お母さんのお腹の中から外に出たときから、多かった赤血球が減少していき、代わりに「ピリルピン」という成分が増えていきます。
このピリルピンが赤ちゃんの肌を黄色くさせている原因なのです。

普通はピリルピンは肝臓で処理されて、排泄されるので体の中に溜まることはありません。
けれども、肝臓が未発達の赤ちゃんでは、うまく処理できないので体の中に溜まってしまうのです。

赤ちゃんが母体の外の環境に慣れていく過程で起こる症状なので、一時的な黄疸であることが多いです。

新生児黄疸が起こりやすい赤ちゃんは?

赤ちゃん
新生児黄疸は、新生児の約8割以上がなる症状なので、比較的多くの赤ちゃんに見られます。
けれども、その中でも黄疸が起こりやすい赤ちゃんもいます。

低体重児、早熟児、未熟児などは、黄疸になる傾向が強いです。
2500g以上の適正体重児に比べると、どうしても免疫力が弱かったり、体の機能が未熟な場合が多くなってしまうため黄疸が出やすいのです。

新生児黄疸のピークは?

新生児黄疸は生まれてすぐから1週間ぐらいがピークになり、それから徐々に黄疸反応は薄れていきます。
新生児の多くに黄疸の症状が見られますが、早い段階で回復し、特に後遺症を残すこともありません。

低体重児や未熟児だった場合は、自然に治る時期が多少遅れることがありますが、それでも特別な治療をしなくても治ります。

ピークを過ぎても治らない、何か怖い病気なの?

黄疸は、生まれてすぐから症状が見られ、1週間ぐらいでピークをうち、それから徐々にもとの肌色に落ち着くと説明しました。
ただ、中には2週間や3週間たっても消えないというケースもあります。
ピークを過ぎても治らないので、何か怖い病気なのではないかと不安になってしまうかもしれませんが、1週間で治るケースは生理的黄疸と呼ばれるもので、黄疸の中でも最も軽度なものです。

数週間経っても治らない母乳性黄疸

母乳

2週間や3週間たっても消えない場合は、母乳性黄疸の可能性があります。
母乳を飲んでいる赤ちゃんによく見られ、母乳に含まれている成分が黄疸を長引かせていると考えられています。
母乳性黄疸といっても、怖い病気というわけではなく、黄疸以外で赤ちゃんの異常が見られなければ、心配するほどでもなく、生理的黄疸に並んでよく見られる症状です。

母乳が原因で黄疸が長引くことから、母乳を与えないほうが良いと考えられていました。
ですが、最近では、母乳を与え続けて赤ちゃんの成長を促してあげた方が、肝臓が成長して機能もしっかりしてくるので、結果的に黄疸が治ることにつながるとされ、母乳を中断する必要はないと考えられるようになりました。

ただ、母乳を与える時に、赤ちゃんの元気がない、おっぱいを吸う力が弱いなどの場合は、他の病気の疑いがあるので、医師に相談しましょう。

母乳
母乳にはお母さんの免疫物質を多く含むので、赤ちゃんに飲ませると免疫力が高まります。 生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力も弱く、下痢や中耳炎、気道感染症など感染症や病気にかかりやすい

時間がかかるなら放っておいても大丈夫?注意する点は?

新生児黄疸の多くは、心配ないものですが、中には怖い病気が隠れていることもあります。
母乳性黄疸であれば心配はありませんが、母乳性黄疸ではない閉塞性黄疸だった場合は注意が必要です。

新生児肝炎や胆道閉塞症などの肝臓障害による病気です。
黄疸も原因は軽度な肝臓障害なので、これらの病気になるときに、黄疸の症状も同時に見られます。

新生児肝炎や胆道閉塞症などの重度な肝臓障害だった場合、赤ちゃんの便をよく観察した方が良いです。

赤ちゃんの便は何色?

通常は茶色や黄色のうんちが出ていれば、新生児黄疸は大きな心配はないでしょう。
けれども、白っぽい、灰色、クリーム色などの便だった場合は、新生児肝炎や胆道閉塞症の疑いがあります。

これらの病気は胆汁が詰まっていることで起こります。
そのため、便に胆汁が混ざらないために白っぽい便になってしまうのです。

この場合は、病院で黄疸や便の事を説明して血液検査をしてもらうようにお願いすると良いでしょう。
胆道閉鎖症は、早期に発見し治療を開始することで、後遺症を残すことはありませんが、治療が遅れて症状が進むと脳性麻痺などの後遺症が残ることがあります。

不安なら1ヶ月健診で聞いてみる

診察
母乳性黄疸は、治るのに時間がかかることが多いですが、長期化するようであれば肝臓の障害の心配もあります。
母子の1ヶ月健診の時に、黄疸の症状が消えていなくて不安であれば、医師に「胆道閉鎖症の心配はありませんか?」と聞いてみると良いでしょう。

以上のことを知っていれば、新生児黄疸は多くの赤ちゃんに見られる症状なので心配することはありません。
赤ちゃんのお世話をする時に、よく赤ちゃんの様子を観察していれば怖い病気を防ぐこともできます。

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