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つわりの嘔吐で気づきにくいノロウィルス

      2016/12/02

冬といえばインフルエンザや風邪のようなウィルス性の病気が流行するシーズンです。
妊娠すると免疫力が落ちると知られているので、インフルエンザや風邪などに注意している妊婦さんも多いと思います。
また、風邪にかかった時は、咳や喉の痛みなどの症状ですぐわかりますが、つわりの時期だとわかりにくい病気もあります。
嘔吐や下痢などのつわりの症状と似ているノロウィルスです。

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冬など体温が下がる時期はウィルス性の病気に注意

ノロウィルスは感染性胃腸炎として一年中起こり得る病気ですが、特に冬の時期に多くなります。
冬の寒い時期で体温が下がることで免疫力は下がります。
また、空気が乾燥していることによってウィルスが飛ぶ範囲も広くなってしまいます。

胎児への影響は

ノロウィルスは感染力が強く、嘔吐や下痢の症状などで体力を激しく消耗してしまってお母さんはヘロヘロになってしまいます。
それほど症状が辛いので、胎児の影響が心配になりますが、ノロウィルスが直接胎児に悪影響を及ぼることはありません。

妊娠中のひどい下痢は、子宮収縮を促し、流産や早産につながるという説もあります。
下痢は腸が収縮して起こるので、それに近い子宮もつられて収縮してしまうことがあります。
そのため、お腹が張ったりすることがあるかもしれません。
ですが、そのために流産してしまうことは殆どありません。
むしろ、体外にウィルスを排出するための身体の反応なのです。

自己判断で、下痢止め市販薬などを飲まないようにしてください。
下痢を止めると菌の排出を妨げることになります。

ただ、ひどい下痢が続くような時には、やはり早めに病院で診察を受けたほうが良いでしょう。

感染を予防するには

ノロウィルスの感染源として牡蠣が有名ですが、アサリ・ハマグリなどの二枚貝も同様に感染源になり得ます。
ノロウィルスを始めとする多くの食中毒は、生食が原因になることが多いです。
牡蠣や貝だけにかぎらず、なるべく火の通った食べ物を食べるようにして感染源を避けるようにしましょう。

またノロウィルスはインフルエンザのようにウィルスを触った手から口に入ることでも感染したり、空気中に飛散したウィルスを吸うことでも感染します。
そのため、マスクをつけて予防したり、帰宅時の手洗いを徹底することは、感染予防に極めて効果的です。

ノロウィルスだった場合、病院に行っても無駄?

ノロウィルスはインフルエンザみたいなものだから病院に行って薬をもらって回復させなければと思いますが、残念ながら病院でもノロウィルスは治すのが難しい病気なのです。
なぜならば、ノロウィルスに効果があるワクチンや抗ウィルス薬がないからです。
痛み止めや整腸剤の投与、水分補給が自力で出来ない程脱水症状が酷い場合は点滴を行うなどの対症療法になります。

実は、病院に行くだけでも体力を使うので、自宅でゆっくり安静にしている方が治療には一番効果的なのです。
直接赤ちゃんに影響を及ぼすこともなく、下痢も安静にしていれば数日で治まる病気です。

嘔吐や下痢以外に、気になる症状がある場合に病院に行くことを検討すると良いでしょう。
病院に行く場合は、かかりつけの産婦人科に電話で問合せをしてからだとスムーズに受診できます。
下痢が数日様子を見ても治まらない、腹痛やお腹の張りに違和感を感じるなど、気になる事を問合せの時に伝えておきましょう。

ノロウィルスにかかったら

妊娠中にノロウィルスにかかったら、まず脱水症状にならないように気をつけましょう。
つわりでも同じことがいえますが、嘔吐や下痢を繰り返していると体中の水分がなくなっていきます。
水分だけは必ずこまめに補給するようにしましょう。
この時に補給する水は、普通の水よりも、熱中症などでよく使われるスポーツドリンクや経口補水液の方が効果的です。
また、飲む際はあまり冷たすぎないように気をつけましょう。

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