妊婦さんと赤ちゃんとつわり

妊婦さんのつわり対策

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妊娠中はのどが渇く、のどに張り付く感じがして辛い

      2017/07/21

水を飲む女性

妊娠してからのどがすぐ乾く、のどに何か張り付いているような感じがして辛い。

妊娠初期はつわりで吐くことで、水分を失いやすく、妊娠中期以降は汗をかきやすくなったり、胎児の成長にともなって、水分の代謝にも変化が起こるので、体が水を求めるために、のどがすぐ乾きやすくなります。
喉が乾きすぎて、口の中が気持ち悪い時は、どうすればよいか。
水分はどのくらい飲んだほうが良いのか。
飲み物を飲む時に気をつけたる点について紹介します。

口の中が気持ち悪い時は

あまりにものどが乾きすぎてしまうと、口の中が気持ち悪いなと感じてしまうことが多いですよね。
朝起きたときなど、口の中がネバネバして気持ち悪い経験をしたことはありませんか?
口の中が渇いていると、朝起きた時にあのネバネバの不快感に襲われてしまいます。

朝起きたら、まずうがいをする人は多いのではないでしょうか。
妊娠して、口の中がネバネバして気持ち悪い時にサッパリさせるのに、うがいは一番簡単な方法です。

それ以外で、口の中をサッパリさせるためには、オレンジジュース等の柑橘系の飲み物や食べ物を口にするとスッキリします。
ただ、柑橘系の飲み物や酸味の強いものを摂っていると、胃が荒れやすくなってしまい、胃の状態を悪化させたり、吐き気の原因になってしまう点には注意が必要です。

水分摂取は大切

水とペットボトル

夏などの暑い日や、ちょっと運動した時などに汗をたくさんかいたら「あっ水分が出ているな」とわかりやすいですが、実際にはそれだけではありません。
皮膚表面や呼吸などからも水分は出ていっています。
「汗をかいていないから」、もしくは「汗をかきたくないから」といって水分を摂らないのは、脱水症状になってしまいます。
毎日大体2~2.5Lの水分が、体外に出されて失われています。
食事などにも水分が含まれているので、1日に必要な水分補給料は、1.5~2Lほどとされています。

就寝前や起きてすぐ、お風呂に入る前後は水分が失われやすい時なので、意識的に水分補給を心がけたほうが良いでしょう。

むくみが気になる

むくみ
妊娠中にむくみが気になる人が多いので、水分を控えてしまう妊婦さんも多いと思います。
ただ、水分を摂取することがむくみの直接的な原因というわけではありません。

むくみは水分が体の中に溜まってしまう、水分代謝が悪くなっていることが原因なのです。
むくみがひどい時は、水分を控えるのではなく、塩分を控えたほうが良いでしょう。
また、水分を出しやすくするカリウムを多く含む食品を食べるのも効果的です。

脱水症状の予防

前述したむくみや、頻尿になってしまって、頻繁にトイレに行くのが嫌だからと言って水分を摂らないでいると脱水症状になってしまいます。
脱水症状は、つわりの時期に特に起こりやすい症状です。
放っておくと、めまいや体のフラつきを感じるようになり、重度になると意識障害や痙攣を引き起こします。

口が渇いているということは、脱水症状の初期段階でもあるので、早めに水分補給をした方が良いでしょう。

便秘の解消

水分不足は便秘の原因にもなります。
水をそれほど飲んでいないと、腸に届くまでに食べ物に含まれる水分量も少なくなり、そこから更に腸で水分が吸収されてしまうので、便がより固くなってしまいます。
妊娠中は腸の運動も小さいので、硬い便だとなかなかでなくなってしまい、便秘になりやすくなってしまいます。

妊娠中に飲めない物

妊娠中の水分補給として、適していない飲み物の紹介です。
よく言われていることなので、ご存じの方が多いと思いますが、おさらいするつもりで読んで下さい。

アルコール

妊娠中にお酒を頻繁に飲んでいる人はいないでしょう。
アルコールはお母さんの体内に取り込まれると、胎盤を通して赤ちゃんにも届いてしまうのでNGとされています。
お腹の中の赤ちゃんにアルコールが行き過ぎると、未発達児や未熟児、あるいは健康を損なった状態で産まれてくる可能性が高まってしまいます。

間違って飲んでしまったとしても、即座に影響が出るわけではないので、数日で1杯程度の飲酒なら問題ないとも言われています。
ただ、何ml以下なら大丈夫という安全のラインがはっきりしないので、避けたほうが良いでしょう。

お酒以外でも、栄養ドリンクにもわずかにアルコールが含まれているものがあります。
疲れたからと言って、栄養ドリンクに頼りっぱなしもあまり良くありません。

ノンアルコール飲料の表記には注意

お酒が好きな人が妊娠中に飲める飲み物としてノンアルコール飲料があります。
ただ、これには表記にトリックがあります。
アルコール度数が1%未満のものでもノンアルコールと表記しても良いことになっているので、厳密にはノンアルコールではないものも含まれます。
完全なノンアルコール飲料は、0.00%と表記してあります。
ノンアルコール飲料を飲む時は、表記を注意して見てから購入したほうが良いでしょう。

カフェイン

これもよく言われているので、注意している人は多いと思います。
カフェインもアルコールと同様に、胎盤を通して赤ちゃんにも届いてしまうので良くないとされています。
胎児に与える影響もアルコール同様に、発育障害、低体重児などのリスクが高まってしまいます。

カフェインの場合は、WHO(世界保健機構)や各国の研究機関で1日に200~300mg以内だった場合は、リスクが小さいという研究結果があります。
イギリスやオーストリアなどでは、明確に200mg以下までと制限されています。
そのため1日にコーヒー1~2杯程度に抑えられるなら、過剰に避ける必要はないと言われています。

タンニン

タンニンは、直接お腹の中の赤ちゃんに影響を与えることはありませんが、お母さんの栄養バランスに影響を与えてしまいます。
紅茶や緑茶、ウーロン茶はカフェインが含まれていますが、それ以外にもカルシウムや鉄分の吸収を阻害するタンニンが含まれています。
カルシウムや鉄分は、妊娠中に特に不足しがちな栄養素なので、飲みすぎてしまうと貧血などになりやすくなってしまいます。

妊娠中に飲める物

では、妊娠中の水分補給として適している飲み物にはどんなものがあるでしょうか。

・水
・麦茶
・ほうじ茶
・ルイボスティー
・たんぽぽ茶

なんといっても、シンプルに水が一番良いです。

他に、麦茶やほうじ茶です。
麦茶やほうじ茶は、お茶なのでタンニンをわずかに含んでいますが、お茶の中でもカテキンやタンニンの量が少ないお茶なのです。

ルイボスティーやたんぽぽ茶などのハーブティーなども良いでしょう。
最近ではカフェインレスのコーヒーや紅茶などが売られていますが、これらのハーブティーもカフェインが含まれていない上に、鉄分やカルシウムなどのミネラルも摂ることができます。
産後に母乳不足で悩んでいるお母さんで、母乳不足や乳腺炎などが起きた時に飲まれることが多いですね。

すでに脱水の自覚症状がある時や、汗をたくさんかいた時は、吸収の早いスポーツ飲料などがおすすめです。
水等の甘くない飲み物だと気持ち悪くなってしまい、甘い飲み物しか飲めないという時は、ジュースなどでも良いでしょう。
ただし、これらの飲み物は、カロリーや糖分、スポーツ飲料は塩分も含まれているので、毎日頻繁に摂取する飲み物にはしない方が良いでしょう。

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