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妊娠中の肩こりや腰痛に使用する湿布での注意点

      2016/06/06

妊娠すると体に大きな変化が起こります。
胸が張ったりお腹が大きくなることで肩こりや腰痛に悩まされる
妊婦さんは多いです。
肩こりや腰痛には湿布を使って痛みを和らげたくなります。
妊娠中に使ってはいけない湿布があるのでしょうか。

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湿布に含まれている成分で妊婦に影響があるもの

厚生労働省が発表している医薬品・医療機器等安全性情報では妊娠後期の女性にケトプロフェンの使用を禁止しています。
またそれ以外の非ステロイド性消炎鎮痛剤は妊娠後期の女性への使用には慎重にするようにとされています。

妊娠後期の女性に対して
湿布に含まれる成分として禁止しているもの
・ケトプロフェン(モーラス)

湿布に含まれる成分として注意するもの
・インドメタシン(セラスター)
・ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)
・ピロキシカム
・フルルビプロフェン
・ロキソプロフェンナトリウム水和物
とされています。

ケトプロフェンの副作用

妊娠後期の女性にケトプロフェンを湿布やクリームなどの外皮用剤として使用した時に胎児動脈管収縮が起きる危険性があるために使用を禁止するように呼びかけています。
ケトプロフェンは妊娠後期だけでなく妊娠中期の女性に使用した場合にも、胎児の発育や健康状態の悪化と関連がある羊水が少なくなる羊水過少症を起こす危険性があると言われています。

基本的にはケトプロフェンを含む湿布などは避けたほうが良いでしょう。
インドメタシンなどそれ以外の類似薬は、妊娠している女性にはっきりとした副作用の症例が報告されていませんが、慎重に使用するように書かれています。

市販の湿布薬は、どんな成分が使われているの?

サロンパスなど多くの湿布は主にサリチル酸メチルが使われています。
サリチル酸メチルは知覚神経に作用して、鎮痛、鎮痒作用があります。
患部の血の流れを良くすることで溜まった老廃物が排除されやすくなり、新陳代謝を高める効果があります。
その他には末梢血管を拡張して血流を改善する作用もあります。
もちろん、捻挫や関節痛等の鎮痛効果がありますが薬剤としては、それほど強力に効くというものではないです。
安全性を考えればこういった湿布薬の方が安心できると思います。

バンテリンコーワなど一部の湿布や軟膏には、インドメタシンなどの成分が含まれているものがあります。
使用したら直ちに悪影響が出るわけではないですが、使用する際には産婦人科などの医師と相談した方が良いでしょう。
オムニードケトプロフェンパップはケトプロフェンが含まれていて薬剤としては強力ですが、妊娠期間中は使用を避けたほうが良いでしょう。

病院などで処方してもらう湿布は非ステロイド抗炎症薬(NSAID)

病院で処方される湿布薬は、サリチル酸メチルの成分の物もありますし、ロキソプロフェン ナトリウムやフェルビナク・インドメタシン・ケトプロフェンの様な非ステロイド抗炎症薬もあります。
非ステロイド抗炎症薬(NSAID)の方が薬効としては強いですし、薬局で扱っていない物もあります。
産婦人科の医師によって処方されているのであれば問題ないでしょう。
軽い肩こりや腰痛であればサロンパスでも十分でしょう。
腫れや痛みが酷い場合は、やはり病院処方の湿布薬が良く効きます。

冷感湿布(クールタイプ)と温感湿布(ホットタイプ)

湿布薬には大きく分けて2つの種類があります。温めるタイプのものと冷やすタイプのものです。

冷感シップは、患部を冷やしながら有効成分の消炎・鎮痛効果を期待しようというものです。
一般的に、腫れや熱感を伴う打撲、ねんざなどの急性疾患に適しています。

温感湿布は皮膚に温感刺激を与えて患部の血行をよくし、患部に溜っている老廃物を取り除きながら、有効成分の消炎・鎮痛効果を期待しようというものです。
妊娠中の肩こりや腰痛などの慢性疾患に対しては温めるタイプの湿布を使うと良いでしょう。

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