妊婦さんと赤ちゃんとつわり

妊婦さんのつわり対策

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妊娠中は虫歯になりやすい

      2016/06/06

妊娠中、とくにつわりの時期は虫歯になる条件が重なっています。
つわりの時、食べられるものが少なく普段のように一度の食事を摂る事が難しい時期です。
食べられるものを小分けにして何回かに分けて食べることが多いです。
そのため口の中が酸性に傾きやすく、これが虫歯の原因になります。
本来、口の中が酸性に傾きにくくなるように唾液で調節していますが、妊娠によって高まった女性ホルモンの影響でその効果が薄くなっています。
また、食後の歯磨きは有効ですが、つわりの時は歯ブラシを口の中に入れるだけで気持ち悪くなることが多く結果的に歯磨きが普段よりも雑になってしまいます。

レントゲンと麻酔の影響

妊娠中は何かとお腹の赤ちゃんに影響がないかと心配することが多いです。
その中に妊娠中に歯科治療をしてもよいのか不安になることがあります。
歯科治療する際には麻酔やレントゲンで写真を撮っても良いのか気になるかもしれません。

妊娠中にレントゲンを浴びると危険と言われているのは、レントゲンを浴びることで奇形発症のリスクが高まるためです。
ですが、検査などで使用されるレントゲンはどれも少量のためそういった危険性はありません。
むしろ飛行機に乗るほうが浴びる放射線量が高いほどです。
昔は、結核の健診のために胸部のレントゲン写真を全員撮っていたそうです。
それでも胎児の影響は無かったと言われているので問題ありません。

歯科で使用される麻酔は部分的に効果がある局部麻酔です。
使用量も少なく母子ともに影響がないものです。
歯科でよく使われる局所麻酔薬は、分娩時にも用いられることがあります。

妊娠中は避けたほうが良い虫歯治療

妊娠中は親知らずの抜歯はなるべく避けた方が良いです。
抜歯する際のレントゲンや麻酔は問題ではありませんが、治療後の予後が悪いと投薬が必要になります。
痛み止めや抗生物質などの薬を服用することになります。
その際、妊娠中のために使える薬が限られ制限を受ける可能性が高いためです。
同様の理由で、インプラント治療のような抜歯する処置をする治療を避けたほうが良いです。
インプラントの場合は、急ぐ必要がなければ歯科医も出産が終わってからの処置を勧めることが多いと思います。
親知らずなどの痛みが耐えられない状況では、歯科医に妊娠の事を相談して処置してもらった方が良いでしょう。

歯医者の治療での注意点

歯科治療を受ける際は、できるだけ妊娠中期(5ヶ月~8ヶ月)が良いでしょう。
妊娠初期は流産しやすいので過度に緊張したり、長時間にわたる治療はなるべく避けたほうが良いです。
初期の場合は応急処置程度に止めておいて、後日治療を行うことをお勧めします。

妊娠中に歯科治療を受ける場合は、必ず歯科医師に、妊娠していることと、現在の妊娠月数と詳しい健康状態を伝えるようにしましょう。そうすれば、歯科医の側も妊娠の経過に十分注意しながら、より安全に治療を進めることができます。
その際母子手帳があると妊娠経過を説明する際にわかりやすいかもしれません。

また親知らずの抜歯など歯科治療で薬を服用する際には産婦人科の先生にも伝えるようにしましょう。
歯科医に「この薬をこの理由で使用を考えています」などの紹介状のようなものを書いてもらえることができれば、双方の意思疎通がスムーズになると思います。
無理な場合は、薬品名だけはしっかり覚えて伝えましょう。

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