妊婦さんと赤ちゃんとつわり

妊婦さんのつわり対策

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妊娠安定期の「無理しない範囲」はどの程度?

      2017/07/22

お腹の張り

今まではつわりで思うようにできなかった分、安定期に入るとエネルギーを持て余しがちになり家事や仕事、旅行や遊びなど活動的になりたくなります。
しかし、身体の調子はよくなったように見えても妊婦であることに違いはありません。
安定期に入っても、流産の危険性がなくなったわけではありません。

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一般的には、安定期に入れば無理しない範囲で活動しても大丈夫と言われます。
この「無理しない範囲」というのはどの程度なのか? わかりませんよね。
何かをする前にどんなリスクがあるか考えると、「無理しない範囲」が見えてくるかもしれません。

安定期になって多くの人がやりたいと考えるのが仕事と旅行だそうです。
これらにはどんなリスクがあるのでしょうか。

仕事をすることのリスク

仕事によって内容は様々だと思います。
特に心配なのは立ち仕事ではないでしょうか。
立ち仕事が原因で必ず赤ちゃんに影響があるというわけではありません。
少しの立ち仕事なら問題はないと思います。

立ち仕事の注意点

妊娠中は立ちっばなしでいると、疲労感やだるさ、足が重い、お腹の張り、こむら返りやむくみを起こしやすくなります。
これらの兆候がある時は「静脈瘤」が発生しているかもしれません。
太ももやふくらはぎなどに静脈瘤ができやすく、心臓に戻るべき血液が逆流してしまってコブのように膨らんでいる状態になります。
妊娠中はなりやすく、特に長時間の立ち仕事で起きやすい症状なので気をつけておきたいところです。

服装は温度調節ができるものを、通勤ラッシュにも注意

デスクワークなどは立ち仕事ほど身体的な負担はありませんが、冷房の当たり過ぎなどの冷えには注意した方が良いですね。
服装は温度調節がしやすく、お腹の締め付けがゆるいものだと便利です。

母性健康管理指導事項連絡カードで職場との意思疎通を

どんな仕事にも共通していますが、通勤ラッシュに巻き込まれる時間帯の通勤を避けられるように職場と相談した方が良いでしょう。
勤務先との相談がしづらい場合は、母性健康管理指導事項連絡カードを使うと良いでしょう。

母性健康管理指導事項連絡カードは、仕事をしている妊婦さんが病院から、勤務や通勤などに指導を受けた場合に、その内容を勤務先に伝えるためのものです。
通勤時間や満員電車の考慮や勤務時間の短縮など、妊婦に必要な対応できる措置などの指導事項を主治医に書いてもらうことになります。
つわりの時期など体調が著しく悪い時に特に利用されますが、安定期でも切迫早産などの入院のリスクもあります。
妊娠の経過や仕事内容によっては、こういった制度を利用してみると良いでしょう。

仕事
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仕事中はお腹の張りに注意

仕事を持つ妊婦さんにはお腹が張りやすい人が結構います。
一日に一回張る程度なら、心配することはありませんが、5~6回以上張るようなら注意した方が良いでしょう。
張りが繰り返されるということは、子宮が収縮して、お産の準備をしているということです。
お腹がはる場合は、横になるか、椅子に楽に座ってリラックスする必要があります。
あまり張るようなら、仕事を休んで安静にするしかありません。

休んで張りが治まるようなら、あまり心配はいらない

安定期にもなれば、張りを感じることが増えてくると思います。
体調が特に悪くなく、少し休んで様子を見ていたら張りが治まるようなら、過度に心配する必要はありません。
長い時間同じ姿勢でいることは、血液の循環が滞りやすくなり、それがお腹の張りにつながることもあります。
時々は、姿勢を変えながら時間を区切って、長時間同じ姿勢でいないように心がけましょう。

お腹の張り
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旅行に行くことのリスク

安定期に限った話ではないですが、妊娠中は免疫力が落ちるので、普段なら問題な細菌でも感染を起こす可能性が高まります。
なるべく身体は清潔に保つように心がけましょう。
また旅行先などの公共施設でもなるべく清潔なところを使用した方が良いです。
安定期に入ると温泉旅行を計画する人が多いと思いますが、こういった感染リスクがあることを覚えておいたほうが良いでしょう。
そして、熱いお湯に長時間入ることは血圧が上昇してしまい、妊娠高血圧症候群になる可能性があります。あまり長湯はしない方が良いでしょう。
飛行機に乗る旅行を考えている人もいるかもしれませんが、密封された空間で湿度も気圧も下がるので、これもウィルスに感染しやすい環境と言えます。

また、ビデを常用している人は注意が必要です。
膣内を細菌から守ってくれる善玉菌のような細菌まで洗い流してしまい、膣の自浄作用が失われてしまうため、感染症にかかりやすくなってしまいます。

旅先の病院のチェックは忘れずに

旅行のリスクとして、旅先の病院での受け入れ困難、または受け入れ拒否があります。
地域によっては産婦人科が不足気味のところもあるので、受け入れが難しいところもあります。

 - 安定期の過ごし方