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出産に向けて知りたい 呼吸法だけじゃないラマーズ法の特徴

      2016/08/05

出産というと「ヒッヒッフー」という独特な呼吸法をイメージする人は多いのではないでしょうか。
ラマーズ法の呼吸法は、古くから陣痛を和らげたり、いきみを逃がすときの呼吸法として自然な形で出産する時に使われてきました。
ラマーズ法は多くの産院でも取り入れられていて、母親学級で説明している所もあります。

分娩時に痛みで力が入ってしまうと呼吸が止まることも

出産をする時の陣痛の痛みに意識が集中してしまい、痛みを耐えるために呼吸を止めてしまうお母さんは多いです。
呼吸を止めてしまうと赤ちゃんに酸素が送れなくなってしまうので、赤ちゃんが苦しくなってしまい、なかなか出て来られなくなったり、産まれた時の血色が悪くなってしまいます。
出産直後の赤ちゃんが紫色になってしまうのは、赤ちゃんが酸素不足になってしまっているからなのです。

よく出産中は目を閉じてはいけないと言われるのは、目を閉じてしまうと陣痛の痛みに集中してしまうからです。
ラマーズ法も呼吸法に意識を集中させることで分娩時の痛みを軽くさせ、赤ちゃんにも十分な酸素を送ることができます。

ラマーズ法の呼吸法

ラマーズ法というと「ヒッヒッフー」の呼吸法が有名ですが、呼吸法はそれだけではありません。
ラマーズ法は出産の段階によって呼吸の仕方が違ってきます。
陣痛の強さに合わせて呼吸をすることで、体をリラックスさせ、陣痛の波に乗れるようにする方法です。

1.初期段階

初期段階の陣痛が来始めた時は、鼻からゆっくり吸って、口からゆっくりと吐く深い呼吸をします。
陣痛が強く深い呼吸だと苦しい場合は、少し浅い呼吸に切り替えて陣痛の波に乗るようにしましょう。
まだ、この時は普段とあまり変わらない呼吸法です。

2.陣痛の間隔が5分ぐらいに短くなってきたら

陣痛の間隔も短くなり、痛みも強くなってきたら、「ヒッフー」の呼吸型になります。
鼻から吸って、「ヒッ」と短く吐いて、その後短く吸って「フー」と長めに吐きます。
呼吸は吐く時に意識を集中します。

3.陣痛が強まったら

頻繁に陣痛が来るようになり、「ヒッフー」の呼吸型では苦しくなってきたら、「ヒッヒッフー」型に変えていきましょう。
「ヒッヒッ」では短く息を吐いて、「フー」で長めに吐きます。
この段階では、まだいきみたくなっても医師の指示があるまでいきんではいけません。
いきみを逃がすために最後に「ウン」と鼻から息を抜くように吐いて、いきみを逃します。

4.いきみの指示が出たら

医師や助産師さんから「いきんで」と指示が出たら、思いっきりいきみます。
いきむ時は2回深呼吸して、3回めに息を止めて一気に力をいれます。
目を閉じると余計な所に力が入ってしまうので、目を開けていきみます。
いきみを止める時は「ハッハッハ」と短く呼吸をします。
肛門から押し出すような感じで力を集中させます。

赤ちゃんの頭が出てきたら、いきむ必要はありません。
全身の力を抜くように息をゆっくりと吐きます。
フーフーと深くゆっくり息を吐いて力を抜きます。
出産時の呼吸法では息を吐くことを意識して力を適時抜いていくことが大切です。

ラマーズ法の呼吸法以外の特徴

ラマーズ法は呼吸法に注目されがちですが、それ以外にも特徴があります。
まず、お産の流れや仕組みを事前に知っておくことが挙げられます。
出産には不安や恐怖を抱きやすいものです。
特に初産の妊婦さんにとっては体験したことがないので不安になることも多いでしょう。
ラマーズ法の呼吸法を事前に覚えていても、実際に分娩するときには痛みで呼吸法を忘れてしまうことも多いそうです。
あらかじめ出産の流れや仕組みを調べておくことは、落ち着いて出産を乗り切るために必要な手段だとされています。

もう一つの特徴として「立会人」があります。
ラマーズ法が普及したことによって、立ち会い出産も一般的なものになりました。
出産時に精神的な支えとして、パートナーや家族の人が分娩室に入って、一緒に呼吸を実践したり、声をかけることで、「一人で出産するのではない」という安心感が生まれるため、出産に良い影響を与えると考えられています。

立ち会い出産の意義

本来立ち会い出産は、記念にビデオを撮ったりすることではなく、妊婦さんの痛みを和らげるようサポートすることが目的です。
そのため旦那さんが立会い出産を決意するのであれば、妊娠中などから両親学級に通うなどして、勉強することが大切になってきます。
出産後、何もできなかったなどと後悔する男性は案外多いようです。

ラマーズ法と似た出産法のソフコロジー式分娩法

ラマーズ法と似た考え方の分娩方法としてソフコロジー式分娩があります。
ソフロロジー式分娩は、妊娠中から出産のイメージトレーニングを行い、出産に向けてリラックスした状態の体作りを行っていきます。
ソフロロジー式分娩は、気持ちをリラックスさせることで、陣痛の痛みをやわらげることが可能になります。初めての出産だと、特に痛みに対する恐怖心は強くなるものですが、気持ちをリラックスさせて痛みを受け入れたり、この後に赤ちゃんとの出会いが待っていると思うと、痛みはやわらいでくるものです。

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