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母乳育児を成功させるためにカンガルーケア でもリスクもある

      2017/05/24

出産直後、赤ちゃんは処置などのために、お母さんと引き離されることが多かったのですが、最近はカンガルーケアを取り入れる産院が増えてきました。
バースプランでカンガルーケアを希望する人も多くなりました。
カンガルーケアは親子の絆作りや母乳育児に効果的なことが知られ、欧米で取り入れられ、日本でも広まっています。
ですが、同時に赤ちゃんが死亡したり障害が残る危険性もあります。
カンガルーケアのメリットとリスクを判断した上で行いましょう。

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カンガルーケアとは

カンガルーケアは、出産後すぐに赤ちゃんをお母さんの胸の上に抱っこすることを言います。
その様子がカンガルー親子のように見えるのでカンガルーケアと呼ばれています。
カンガルーケアの効果として、赤ちゃんがお母さんに抱かれることで情緒が安定するとか母乳育児の確率を上げるといったことがあります。
なによりも、数ヶ月におよぶ妊娠期間を経て、つらい陣痛を乗り越えて対面した我が子をすぐに抱くのは、お母さんに充実感や幸福感をもたらします。

母乳育児を始めるために必要

世界保健機構(WHO)は、母乳育児をはじめとした適切な新生児のケアができる「赤ちゃんに優しい病院」を広めるためにガイドラインを設けています。

WHOが定めた「母乳育児を成功させるための10か条」には、
1.母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること。

2.全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること。

3.全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法を良く知らせること

4.母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすること。

5.母親に授乳の指導を充分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること。

6.医学的な必要がないのに母乳以外のもの水分、糖水、人工乳を与えないこと。

7.母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること。

8.赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままの授乳をすすめること。

9.母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと。

10.母乳育児のための支援グループ作って援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること。

があります。

この10か条のうちの4条にある、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることがカンガルーケアでは生まれてすぐからおっぱいを吸わせることができるので、母乳育児に効果的だと言われています。

ただ、出産後すぐに母乳が出るとは限りませんし、赤ちゃんの状態が良くなければ、医師の許可が下りないこともあります。
母乳を飲ませなければいけないと思わないで、あくまでも母乳育児を成功させるための1つの条件と考えてください。

カンガルーケアはリスクもある

出産直後の赤ちゃんの状態は非常に不安定なため、容態が急変することもよくあります。
また、医療スタッフのサポートが十分でなく、スタッフの見守りが行き届かない分娩室での、不慣れなママに任せっぱなしのカンガルーケアで、赤ちゃんが呼吸困難になっているのに気付かず大事に至るケースや、赤ちゃんの体温が下がってしまい、体温を上げるために赤ちゃんが子宮内で備蓄した糖質を消費してしまい、より危険な新生児低血糖を起こしたり、障害を残す可能性もあります。

病院のサポートがしっかりしているか確認を

カンガルーケアには母乳やその後の育児に良い効果があることがわかっていますが、安全を確保するためのガイドラインがまだ整備されていません。

カンガルーケアは本来お母さんが上半身を少し起こした状態で抱きます。
水平にしてうつ伏せ寝の状態で抱くと乳幼児突然死症候群の危険性も高まり危険な状態になることがあります。
分娩した直後に抱けるようにお母さんが寝た状態でカンガルーケアを行う病院もあり、安全管理が充分でないケースもあります。

また、日本は産婦人科医の深刻な人手不足が問題になっており、カンガルーケアをする際には医療スタッフの付き添いが必要ですが、お産が混み合っている時はなかなか難しいかもしれません。

カンガルーケアを希望する場合は、産婦人科に実績があるのか、カンガルーケア時に医師のサポートがあるのかは十分に確認しておく必要があります。

母乳育児を成功させるには妊娠中からの準備も大切

生まれてからすぐに母乳を飲ませられるということでカンガルーケアがありますが、母乳育児を成功させる方法は、これだけではありません。
母乳育児が上手くいかない多くの原因は、出産してからすぐに母乳が出ないことが挙げられます。
出産してからの母乳不足を予防するには、妊娠前からの準備も大切になります。

母乳
母乳にはお母さんの免疫物質を多く含むので、赤ちゃんに飲ませると免疫力が高まります。 生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力も弱く、下痢や中耳炎、気道感染症など感染症や病気にかかりやすい

出産してからも葉酸は必要

葉酸は、健康な赤ちゃんを産むために妊活中や妊娠中の女性に必要な栄養素だとよく言われているので、妊活中や妊娠中には意識して摂っている人も多いと思います。
産後の授乳期のお母さんにとっても葉酸は大切な栄養素で、妊娠前よりも1日に必要な量は多いのです。
授乳期の葉酸は、母乳不足を予防するためにも必要な栄養素なのです。

身体
葉酸は妊娠している女性にとっては周知の栄養素かもしれません。 健康な赤ちゃんを産むために妊活中や妊娠中の女性に必要な栄養素だとよく言われているので、妊活中や妊娠中には意識

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