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むくみの症状に隠れている静脈瘤

      2017/07/30

血管

妊娠中は身体が水を溜め込みがちになってしまうので、手足がパンパンになるむくみになりがちです。
働いているお母さんは、立ち仕事やデスクワークなどの生活習慣が原因でなる場合も多々あります。
そのため、むくみが起きても放置してしまいがちですが、むくみを引き起こすのは生活習慣だけではありません。

足の静脈の流れが滞るようになると、足のむくみのほか、だるさや重さ、つかれなどの症状を感じるようになります。
足がつったり、こむら返りも起こりやすくなります。
これらの症状は一時的な疲れによるものだと思いがちです。
しかし、これらの症状を長期に渡って放置しておくと、それはやがて静脈瘤に発展してしまう可能性があります。

静脈瘤という言葉に聞きなれない人も多いと思います。
今回は、静脈瘤がどんなものなのかを紹介します。

静脈瘤ってなに?

静脈瘤は血の巡りが悪化してしまい、血管がコブのように膨らんでしまうことです。
40歳以上の女性に多く見られる症状ですが、妊娠中の女性でも、むくみが悪化することで症状がみられることがあります。
症状が進行すると湿疹などがあらわれたり、皮膚が硬くなったり、かゆくなったりします。

妊娠中に静脈瘤ができやすいのは?

妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を運ぶために血液が増加します。
それと同時に血液がたくさん流れるように血管も広がります。

この増えた血液の流れが、悪くなってしまった結果が冷えやむくみなどの症状を引き起こしてしまいます。
どちらも妊娠中にはよくある症状です。

むくみが起きると静脈に炎症を引き起こしやすくなります。
その炎症が慢性化してしまうと、静脈にある血液を心臓に戻すために必要な弁の機能が低下してしまいます。
弁の働きが鈍くなり、静脈の血流を妨げられた結果が静脈瘤になってしまうのです。

むくみの症状があったら、次のことをチェック

もし、今、足のむくみを感じることが多かったら、静脈瘤になる前兆かもしれません。
むくみの症状があったら次のことをチェックしてみましょう。

・左右の足のむくみに差がある。
・足がかゆい、湿疹がみられる。
・足をよくつる
・足に黒ずんでいるところがある。

足以外でも、妊娠中では便秘に悩まされることが多く、強く力みすぎると静脈などの血管が傷つくこともあり、血流が悪くなることがあります。

静脈瘤を防ぐために

下着で締め付けすぎない

締め付けがきつい下着を履くことで、締め付けられた部分から血流が悪くなるので、むくみや静脈瘤を悪化させてしまいます。

ハイヒールを長時間履き続けない

パンプスやミュール、ブーツなどヒールの高い靴を履いていると、足のふくらはぎの筋肉が伸縮しにくくなってしまいます。
足のふくらはぎの筋肉は、血液を押し上げるポンプのような働きもしているので、ここの筋肉がしっかり使えないとむくみや静脈瘤の原因になってしまいます。

立っている時間を短くする

立ちっぱなしは、やはり足の負担が大きくなります。
静脈の血流を促すためにも、姿勢を替えたり、足を動かしたりすると良いでしょう。

長時間立ち続ける時は、弾性ストッキングを利用する

着圧・弾性ストッキングは、足を適度な圧力で圧迫するため、筋ポンプ作用を強くしたり、むくみの原因である血管からの血液の染み出しを少なくするため、むくみの予防に効果があることがわかっています。
似たような商品で、足首までしか無いレギンスタイプがありますが、できれば足首や足の先まで覆われているストッキングがオススメです。
レギンスタイプだと、足首よりも先がむくんでしまうこともあるためです。

足を高くして寝る

足の下にまるめた座布団などを敷き、心臓より高い位置まで上げることで重力を利用して、できるだけ下半身の血液が心臓まで届きやすい環境が作れます。

静脈瘤の症状が酷い時は、手術で治療する必要がありますが、あまりこのような状況になることは少ないでしょう。
ハイヒールを長時間履き続けない、弾性ストッキングなどを利用して、血行を良くするなど日常生活で少し気をつけるだけで、症状を和らげることができるでしょう。
妊娠時の特有の症状でもあるので、出産後に妊娠前の身体に戻ったら回復することが多いです。

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