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妊娠中はいつまで仰向けで寝ても大丈夫ですか?

      2017/07/01

寝る女性

妊娠中期にもなるとお腹も目立ってくるようになります。
この時期は、夜眠る時の姿勢に少し注意しなければなりません。
お腹が大きくなっていない状態ならば仰向けで寝ても問題無いでしょう。
ですが、お腹が大きくなり重くなってきたら仰向けで寝るのは避けたほうが良いと思います。

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なぜ仰向けで寝るのがいけないの

通常の状態では、仰向けは楽に深呼吸ができて、リラックスするので深く眠りやすい姿勢です。
けれども、お腹が大きくなる妊娠中期以降になると、その重みで体を圧迫してしまいます。
立っている状態でも臓器を圧迫するほど子宮は大きくなります。
仰向けで寝ていると、臓器や血管が潰れてしまうのは容易に想像できると思います。

仰向けで眠ると意識が飛んでしまうことも

妊娠中期から後期にかけて仰向けで寝ると急激な血液低下を引き起こすことがあります。
仰臥位低血圧症候群と言われるものです。

背中には大きな静脈があり、これが子宮で圧迫されると血管がつぶれて、その先に血液が通わなくなります。そうなると心臓からの血流が減少してしまい、急激な血液が低下してしまうのです。
脳や胎児に循環する血流も低下してしまうので、お母さんの意識レベルが低下し、最悪の場合気絶します。
胎児の心拍数も急激に低下してしまい危険な状態になってしまいます。

いつ頃まで仰向けで寝れる?

ですが、大体の場合、こうなる前に苦しくて仰向けに寝れなくなると思います。
特にいつまで仰向けで眠れるというのはありませんが、お腹の大きさが気になるようになる頃は気をつけた方が良いでしょう。
目安としては、妊娠20週目以降からは仰向けで寝るのは止めたほうが良いとされています。

横向きで寝る時はどっち向き?

横向きで寝る時は左向きが良いのか、右向きが良いのか。
ちょっと気になりますよね。
別にどちらでも問題はありません。
楽な寝方ができる方向で寝たほうが良いでしょう。

ただ仰臥位低血圧症候群になりかけたなど、仰向けに寝て、気が遠くなってゆくような感じがあれば、すぐに左側を下にして横になってください。
大静脈は右側にあり、左側を下にすることで圧迫が解除され症状が収まり回復に向かいます。
こうすると反対にある大動脈は圧迫されないのかと疑問に思うかもしれませんが、大動脈は大静脈よりも血管壁が厚いため潰れにくくなっています。

妊婦さんにオススメな寝方

妊娠してお腹が大きくなってくると、仰向けで寝ていたら苦しくなってしまいます。
仰向け以外の寝方で、なかなか寝る姿勢が安定しないで寝苦しさを感じてしまいます。

そんな妊婦さんの寝方としてオススメなのが「シムスの体位」です。
元々、昏睡状態の患者の気道確保のためにとられる姿勢でした。
これが臨月を迎えた妊婦さんにとって体が楽にでき、リラックスしやすい姿勢になっていたのです。

シムスとは
「うつ伏せに寝て片足を曲げる姿勢」、
または「体の左右どちらかを下にして横になって、上になった方の足を軽く曲げて前に出して寝る姿勢」です。
シムスの体位は、ちょうど抱き枕を抱いて寝ているような姿勢です。

この姿勢は大きなお腹で圧迫されることもなく、血流もよくなって体が楽に感じるようになります。

お腹が大きくなった妊婦さん向けに抱き枕も市販されているので検討してみてはどうでしょうか。

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